「ごめん!柊には悪いけど、俺にそっちの気はないんだ。頼むから離してくれ」 「やだね。一人だけ浮かれやがって。なーにが夢のよう、だ。俺が現実に引き戻してやる」 「戻った、戻った。戻ったから!痛いんだよ、周りの視線が!」 すれ違うカップルは皆振り返りクスクスと忍び笑う。 くそ! リア充共が! ってか俺だってそっち側なんだ。 あそこ、あそこにいる可愛いのが俺の彼女! 「何してんの」