対女子スキルが低いのは一向に、全く本当に構わない。 けど、友人の気持ちくらいは察しろよ。 頼むから、おまえくらいは味方でいてくれよ。 「まあいいや。帰るよ」 「やだよ。一人で帰れ。俺はいまからでも図書室に行く。おい、こら、秀俊。鞄を返せ!」 「え?でも……あれ?」 テンパりだした秀俊の手から鞄を奪い取る。 だけどそれは俺じゃない。 「おい!それは俺の鞄。俺の私物。さっさとこっちへ寄越せ!」 無視。 うん、分かってた。