「さくらよく言った!父さんも気になってご飯どころじゃないと思ってたんだ。母さんこれはどういうことなんだ?」
「私だって知らないわよ。柊がいきなり連れてきたの。柊、この方とは一体どういう関係なの?」
「どういう関係も何も、そんなの俺が聞きたいよ。なんでこの女は平然と飯を食ってるんだ?」
一家の視線を一身に浴びて、当の本人は平然と味噌汁を啜っている。
「柊が拾ってきたんじゃないのか?」
一向に口を開こうとしない女に痺れを切らした父さんが俺に疑問を投げかける。
「だから、拾ってないって!学校の帰りに植え込みに倒れてたから大丈夫か声をかけたら酒臭かったから、何か欲しいものがないか聞いたのに答えないし、仕方ないから放っておこうと思って歩き出したら急に追いかけてきたんだよ」


