マジで眠ってた。 俺の秘密の正体、仮家族のそいつはその胸にチョコを抱いてうたた寝の真っ只中。 違うな。 がっつり、ばっちり、寝る気満々。 頭の下にはご丁寧に枕を忍ばせている。 「誰?」 まず秀人が口を開く。 「んー。……誰」 次は椿。 その口元にはよだれの跡がくっきりと残っている。 「あー、うん」 これは俺。 続くは沈黙。