だったらあんたが堕ちてくれ


※※※

始まりはきっとあの瞬間。

すっかり忘れていたが俺は呪われたのだ。

どうして忘れることができたのか。

そんなの決まってる。

あの瞬間から疾風怒濤の勢いで日々は流れていったのだ。

過ぎたことを気にする暇なんてなかった。

過去を省みる余裕なんてなかった。

でもいくら忘れても、過ぎたことでも、省みる余裕がなかったとしても。

あの瞬間は確かに存在したのだ。