柔らかい。 なんとも言い難い感触に、無条件に、無意識に、顔をぐりぐり擦りつける。 「うるさいのはあんた」 冷たい声。 もう何度も浴びせられた温度のない声。 これは、この声の持ち主はー 「椿!」 起き上がる。 目の前に広がるのは俺の部屋。 間違えようもないくらい、疑いようがないくらい、確実に、絶対、俺の部屋。