だったらあんたが堕ちてくれ


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俺が一人で寝るようになのは小学校入学を控えた五歳の時だった。

それまではいま客間として使われている和室に布団を並べて川の字で寝ていた。

布団は人数分あるのに、気づくとみんなが寄り添っていて、夏はものすごく暑かったのを覚えている。

まだ二歳になったばかりの妹は時々夜中に起きては泣いた。

その声に家族全員が起こされて、妹は母さんに抱かれ、父さんと俺は自分の布団に戻って、再び眠る。

だけど朝になって起きるとやっぱり家族全員がぴったりくっついていた。