だったらあんたが堕ちてくれ


そう思いながらも恐る恐る後ろを振り向く……

「わあ!」

叫びながら玄関にケツを打ちつける。

あの女が俺の後ろで息を乱して立っている。

「帰れ!入ってくるな!どっか行け!」

俺の言葉になんか耳も貸さず、その女はは涼しい顔で家の中へと入ってくる。

「母さん、警察!110番!」

「え?柊の彼女じゃないの?」

「違う!彼女じゃない!俺、この人に追いかけられたんだ!逃げてきたんだ!大体この人おばさんじゃん!」