だったらあんたが堕ちてくれ



熱めのお湯を頭から被る。

肺から空気を吐き出す。

ーブクブク。
ブクブク。

水疱が上へと登っていく。

ーブクブク。
ブクブク。

吐き出された空気はあっという間に水面に到着し、破れて、弾けて、漂う湯気の中に消えていく。

「あんた。本当に何がしたいの」

水中から顔を引き上げる。

目に飛び込んできたのは、それはそれはたいそう不審そうに俺を見る椿の顔。