そして生まれてきたのは、やっぱり私の予想通り、男の子の双子。

響多(きょうた)と唱多(しょうた)と名付けられた二人は、すくすくと大きく育っている。


中途半端に頭でっかちな私は、事あるごとに発達の度合いを見て一喜一憂しているけれど、奏多さんは

「あー、大丈夫。元気いっぱい有り余ってるから、動きが多いだけ」

とか

「伝えたいことが増えてきたら、うるさい位喋るようになるさ」

などと言って、おおらかに構えている。

多分、我が家はそれくらいが丁度いい。


我が子は本当に可愛い。

狭いベッドに、双子がごろごろ転がってきて、私の寝場所をこれでもかと占領するけれど、寝顔は本当に天使だ。


私と妹のことも、お母さんはこうやって見守っていてくれたのだろうか……。

だとしたら、私は本当に幸せな子ども時代を過ごすことができたんだろうな。

たとえ妹に障がいがあっても、関係ない。

愛されて育ったという自覚があれば。