あなたの幸せを心から願う

そして、金曜日になった。


いつも通り仁奈と学校に行っていると、



「小春ちゃん、おはようー」



あれから、話しかけてこなかった荻田先輩が話しかけてきた。



「おはようございます。また路唯くんに怒られますよ?」



そう言うと、



「ちょっと小春ちゃんに用事があってね?今日の放課後、屋上に来てくれない?話しあるから。」



真面目な顔をしていう先輩を断ることが出来ず


「分かりました。」



それだけ言うと、いつものチャラチャラした笑顔に戻ってどこかへ行ってしまった。



「ちょ!大丈夫?あの人めっちゃチャラかったけど!」



仁奈が心配そうに私に話しかける。



「うん。仁奈、今日の放課後私と遊ぶってことにしといてもらってもいい?」



「いいけど、路唯くんにあの人の事言わないの?」



「うん。明日、遊園地の時に言うよ。」



そっか、とまだ納得の言っていない返事が返ってきた。



そんなことよりも、なんなんだろう。



荻田先輩の話って。



その日の授業は、集中出来ずに終わっていった。