一年前の今日がルイちゃんの命日。
(てことは、大分と長い事ペットロスに悩まされていたんだな……)
「どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
ワインが注がれたグラスを受け取り、ささやかにチンッ――と合わせた。
「あ、美味しい」
一口飲んでボソッと呟くと、
「そうか?良かった。コレ、愛実から貰ったんだ。気分転換しろ、って」
「え……」
メグミ……?
メグミって誰だっけ?
首を傾げる私を見て、ああ、と課長が説明してくれた。
「同期で幼馴染の迫田愛実。前に話した事あるだろう?」
「ああ、迫田課長ですか」
以前、まだ課長が私の教育係だった頃に聞いた事がある。
「そう。あいつに貰ったんだ」
課長が優しく微笑みながらそのワインボトルを眺めている。
(てことは、大分と長い事ペットロスに悩まされていたんだな……)
「どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
ワインが注がれたグラスを受け取り、ささやかにチンッ――と合わせた。
「あ、美味しい」
一口飲んでボソッと呟くと、
「そうか?良かった。コレ、愛実から貰ったんだ。気分転換しろ、って」
「え……」
メグミ……?
メグミって誰だっけ?
首を傾げる私を見て、ああ、と課長が説明してくれた。
「同期で幼馴染の迫田愛実。前に話した事あるだろう?」
「ああ、迫田課長ですか」
以前、まだ課長が私の教育係だった頃に聞いた事がある。
「そう。あいつに貰ったんだ」
課長が優しく微笑みながらそのワインボトルを眺めている。


