荘司『そ、そうか……。璃夢が決めたなら反対しないって、さっき璃花に言ったばっかだったのにな…。わかった。手続きは俺がしておくな』


璃夢「ありがとう!」


荘司『じゃあ説明しておかないといけないよな…えっと…』


璃夢「学費免除!」


荘司『そうだな。まず、京極高校は年の終わりに学費を払うようになっているんだ』


へぇ〜変わってる。大体先払いだよね?周りのクラスの子、学校から請求書みたいなの貰ってたもん。凄い額に見えたからもう記憶から抹消したね。


荘司『ヤンキー校なだけあって、教科書とかすぐボロボロになっちまうから新品の教科書等をまた買わせる。しかも新品を買わせる生徒の量がハンパじゃねぇから最後に学費と一緒に払わせようってなって年の終わりに払うようになったらしい』


たしかにヤンキーの人がしっかり授業受けたりしてるの想像つかないかも…。ボロボロになるのも、納得できる…。


荘司『まぁ大事なのはここからな?学費免除するにはその学校の学年トップ3以内に入らないと免除されないんだ』


璃夢「はい!質問!」


荘司『はい、どうぞ』


璃夢「とっぷすりーってなに?」


荘司『まぁ、簡単に言えばその学年で強い人の順位だな』


じゃあ、つまりは学年の中で1〜3番目に強い人になればいいってことか。ふ〜ん、なるほどね…………はぇ?


璃夢「男の子の中で!?」


荘司『そうゆうことになる!』


璃夢「えぇえええ!!」


体格差!体力差!色々問題しかないよ?!

それでもしトップ3以内に入れなかったら多額を払うようになるの!?


荘司『まあ言うて学費も普通の高校に比べたら安いからよ、なれなくたって払える額だよ。』