これ以上に驚くことがあるの!?
もう既に頭が追いつかないし、心も追いつかないでいた。
荘司『そこは男子校なんだよ』
璃夢「?」
ちょっと今、意味不明な言葉?単語が聞こえた気がするんだけど…。
璃夢「ごめんなさい荘司さん。聞き取れない部分が」
荘司『なんだ?若いのにもう耳がダメなったか?』
璃夢「殴りたい気分だけど、そうみたい」
荘司『さらっとヤバイこと言うなよ……。もう一回言うけどあそこは男子校だ』
うん。やっぱりおかしい……。やっぱり私疲れちゃったんだな…混乱してるよ。
璃夢「男子校って単語が聞こえる……耳鼻科に行かないとダメかな?」
今ならまだ中学生かな?3月だし、まだ行けるよね。無料で行けるうちに耳鼻科行ってこようかな…。
荘司『なんだ、ちゃんと聞き取れてるじゃん』
璃夢「……え?」
荘司『璃夢の耳はおかしくないぞ?俺、男子校っていったから』
えっ?そうなの?
璃夢「じゃあ荘司さんの頭がおかしくなって、私を男と勘違いしてる?」
頭イカれるほど何したのかな?
荘司『俺の頭は至って正常運転だぞ!』
璃夢「えぇ?じゃあ聞き間違い?」
荘司『だ・か・ら!俺はお前を女と知りながら男子校を紹介してんだ!』
へっ?
璃夢「えぇぇえええええええええっ!?」
璃花・荘司『「うるさいわ!!」』
璃夢「ご、ごめん」
まさか女の私に男子校を勧めるなんて!