「じゃああげない!あげないから!」

「ツイッツーとかFacciaLibroに上げなきゃいいんだろ!?」


璃夢「うん…。フォルダの中だけに入れておいてくれるなら…」


「チッ」


舌打ち!?


あっ!もしかしてトンチきかせてツイッツーとFacciaLibroに上げなきゃいいんだね、ならほかの所ならいいんだねとか考えてたんだ!!


璃夢「他の人への横流しも禁止!」


「えぇー」


ほら!横流しにもするつもりだったんだ!


璃夢「約束守れないなら撮りません!」


そう言って私は羚焚から離れると教室に向かおうと足を進めた


「わわわわわわわわかった!!!」


すると一人のヤンキーが私の前に立った

しかもそのヤンキーは


璃夢「あぁぁぁあああああ!イジメの首謀者!」


三人組の内の一人だった


「そ、その説は誠に萌えし訳ありません!」


なに?萌えし訳って!申し訳でしょうが!


「あなたを認めたくなかったのは確かですが、先程の戦いっぷりには…俺、マジで惚れました!」


えっ、惚れた?君、もしかしてそっち系?


「あぁ!勘違いしないでください!イヤ、まぁ今の格好に惚れたのは嘘じゃないんですけど…」


えっ?今の格好?何?女の子バージョンの私に惚れた?

けど、どっちにしろ私のこと男の子って分かってるよね…?

やっぱりそっち系なのね!?


「貴方との約束は守ります!撮った写真はどこのSNSにもあげません!家族にもダチにも見せたり送信したりしません!自分のフォルダの中だけに入れておきます!」


雪「スゲェ、変わり身の速さだな」


翼「でもコレで一年のトップとして認めてもらえたってことだろ?結果オーライじゃね」


そっか!コレで私は正式に一年のトップになれたんだ!

翼の言葉を聞いて初めて気がついた


「だから写真撮ってください!!」


あ、でもまだ写真のことは解決してなかった


璃夢「………撮ってもいいけどホントに約束守ってね?」


「「「「「「ハイッ!!!!」」」」」」


そう言うとヤンキーがみんなが返事をした