INFATUATOシンドローム




まぁ何にしろ早く着替えたいよね、ホントに。

スカートが落ち着かないんだって!!ブラも久しぶりにしたからなんか違和感すごいし…

《ブラに違和感を感じるのは女の子として終わっている》


「魁〜!!」


名前を呼ばれステージの下に目を向けると同じクラスのヤンキーくんが呼んでいた


璃夢「どうしたの?」


「ジャージ探してんだろ?」


あ、会話聞いてたのかな?


璃夢「そうなの!どこにあるか知らない?」


もしかしたら知ってるかもと思って聞いてみた


「それは知らねぇけど、汗で冷えるかもしれないだろ?俺の着ろよ」


そう言ってジャージを渡してくれた

でも私、ジャージが着たいわけじゃ無いんだよね…ただこのメイド服と呼ばれる服を脱ぎたいだけなんだけど……

でも、善意で言ってくれてるわけだから断るのは悪いよね…?


璃夢「えっと…じゃあ借りるね?」


そう言って彼のジャージを受け取ろうとしたけど


「あっ!ズリぃ!なら魁!俺の着ろよ!」

「イヤイヤ!俺のヤツの方が大きいサイズだし!」

「サイズぴったりの方がいいだろー?」

「汗臭ぇやつは嫌だろ?俺着てないから貸すよ〜!」


と何故か口喧嘩が始まってしまった


璃夢「あ、別にいいよ!みんな!もう帰るだけだし!ありがとうね!」


みんながケンカになるくらいなら別に着なくていいし

あ、自分で言って気づいたけどもう帰るだけか!なら、教室に戻って制服に着替えたらいいんだよね!

ジャージは無くなっちゃったなら仕方ないし。ナンバー3以内に入ってるから大和さんに頼めばまた注文してくれるし


とりあえず翼たちのところに行こっと


みんなにもう一度『ありがとう』とお礼を言ってから私はステージを降りてみんなの所に向かった



みんな結構後ろの方で見てたからな……

あっ!いたいた!


璃夢「おーいっ!みんなぁ〜!」


私がそう呼ぶとみんなが振り返った