?「あ、パソコンになら昔の写真まだあるけど見る?」


そう言ってまた大きな机の方に戻っていく理事長さん。

そんなはずないよな、なんて思いながらもう一度写真を見ると紫色の人がだんだん荘司さんの顔に見えてきた。

見ては視線を逸らして、見ては視線を逸らしてを繰り返してみたがやっぱり荘司さんの顔にしか見えなくなった


璃夢「………理事長さん、もういいです」


?「え?いいの?」


璃夢「はい…悲しいですが信じます…」


ほぼ毎日のように荘司さんの顔を見ていたんだ。少し若いくらいじゃ見間違えないよね…。


?「いいならいいんだど。あ、因みに後ろのヤツらはお礼参りのヤツらだから、知り合いでもなんでもないからね」


お礼参りって…聞いたことあるよ?願いが成就した時にやるヤツでしょ?

えっ、後ろに積まれた人々はお願い事叶ったよありがとうって言いに来たの?


璃夢「荘司さんと理事長さんは神様なんですか?」


?「へっ?・・・ぷっハハハハハッ!!!」


思ったことを聞いただけなのに、何故か理事長さんはお腹を抱えて笑い始めた。


?「い、いや、クククッココまで、ハハッ、天然とは、ククッ、ハハハハハハハハッ!」


なんで!?意味として間違ってないはずだよ!?まぁ学力ないし全教科赤点だけど←

語彙力はあるもん!ただわかる言葉がテストに出ないから!
《屁理屈である》