私が中学1年生の時におじいちゃんが病気にかかって亡くなり、道場は潰れた。
でもウチの中学校、格闘技部って言うのがあったから引退してからも行ってたんだ!だけど先生に『受験勉強に励みなさい?』って言われちゃって…最近やってないんだよね。
荘司『……そうだ、璃夢?格闘技とはちょっと違うけど似たようなことが出来る高校があるんだ。もしよかったらそこに入るか?』
璃夢「えっ?高校に?でも学費…」
今から受けいれてくれるところって…なんだか高そうだなぁ…。
荘司『安心しろ!そこの学校特殊で、あることをすれば学費免除になるんだよ!』
璃夢「えっ!?学費免除!!!!!??!!」
璃花「なんですって!?」
パシッ!!
携帯をお母さんに取られてしまった
………私の反射神経の良さはお母さんから受け継いだものかもしれない。
璃花「学費免除ってどう言うこと!?」
携帯取られたからお母さんと荘司さんが何話してるのかは分からない。
だけど、その“あること”っていうのをしたら学費免除になるんだよね…そんな高校があるなんて夢のようだ〜!
しかもしかも、大好きな格闘技に似たことが出来るってもう嬉しいことばっかり!いいなぁ〜
璃花「はぁ!!?? そんな危ないところに
璃夢を行かせるわけないでしょ!!?」
そんなことを考えているとお母さんが荘司さんに向かってる怒鳴っていた。
え、今危ないって言った?危ない高校ってどういうこと!?だって学校なんだよ?軍人学校とかじゃない……よね?
璃花「はぁ!?そんなのダメ!タダになるのは璃夢がトップ3以内に入ったらでしょ!?無理に決まってるわ!璃夢は女の子なのよ?」
トップスリー?……英語?とっぷすりーってどういう意味?
《上から1番、2番、3番になることを言うよ》
璃花「うぅ……確かに高校には行かせてあげたいわ?でもそんな野蛮な所には行かせられないわ。やっぱり自分でなんとかするわ!」
やばんってこれまたよく分からない言葉を…。そんな呪文みたいに意味わからない言葉ばっかり言って…そこは魔法学校かなにかなの?