ヒョイッ
そんなことを考えているといきなり足が地面から浮いた
璃夢「うわぁ!なにが起きたの!?」
いきなり体が宙に浮くことある!?宇宙でもないのに!ま、まさか私、昇天するの…?まだ八重樫くんにヤられてないのにもうお迎え!?負ける前提で連れてかないで〜っ!
龍虎「逃げるんだろ」
神頼みするかのように両手を合わせて願っていると、そんな声が頭の上から聞こえた。そろりと首を動かして見てみると、すぐ側に月城先輩の顔があった。
こ、これは世に言う……【お姫様抱っこ】!?
えぇ!?なに!?なんで!?
今の状況がよく分かってないまま先輩は走り出してしまった
璃夢「ひゃっ!!」
驚いて女みたいな声が出てしまった
《実際に女である》
龍虎「理事長室まで少し遠回りになる」
翼「待てぇー!!!」
もぅ八重樫くんに捕まらないなら、なんでもいいです!
そう思って月城先輩の服を強く握った