何か良い断り方はないかと考えていると、後ろからヤツはやってきた。
?「いたー!!見つけたぞ!魁璃夢!」
さっきまで聞いていた声がする…それもすごい足音と共に…。
ギギギギッと効果音のつきそうな動きで後ろを振り返ると…。
璃夢「や、や、や、八重樫くん?!」
すごく怖い顔と勢いでこちらに向かってきている八重樫くんがいた。
お、追いかけてきたの!?よくここがわかったね!ど、どうしよう!捕まったらどうなるんだろ!
想像してみようっ!
〜璃夢の想像〜
翼『逃げんじゃねぇ!嘘つきやがって殴らせろ!』
ボコスカボコスカッ
璃夢『お助けぇぇぇえええええええ』
《想像終了》
あわわわわっ!殴られ続けるんだ!!
《翼のイメージが悪くなった》
龍虎「そう言えば逃げてるんだったな」
思い出したかのように呟く月城先輩。
璃夢「そ、そうです!まさか本当に追ってくると思ってなかったですけど!」
走っても男と女だ。捕まるのは目に見えてる。
ど、どうしたらいいかな?でも考えてる間にも接近してきてる訳だし!逃げないと!