そして、その日を境に嫌がらせが増えた
ガラガラッ
煌月「っ!璃夢さん」
璃夢「?おはよう、煌くん。どうしたの?」
煌月「いや…その……」
自分の席に向かっていくと
璃夢「っ……なに…これ…」
私の机には落書きがされていた。
『トップ降りろ』『お前なんか必要じゃない』『死ね』『消えろ』『女』『学校やめろ』
あぁ、どうしてこんなことが起きているんだろう
鷹也「煌月!雑巾持ってきた…っ璃夢さん!?」
璃夢「…………。」
煌月「…璃夢さん?大丈夫ですか?」
璃夢「……大丈夫だよ?鷹也くん、雑巾借りてもいいかな?」
鷹也「は、はいっ!俺も手伝います!」
璃夢「大丈夫だよ?HR始まるから席ついた方がいいんじゃないかな?」
鷹也「えっ」
璃夢「僕は大丈夫だよ?ありがとね?」
そう言って私は鷹也くんから雑巾を受け取ると机を綺麗にし始めた
煌月「お、俺もやります!」
璃夢「ありがとう。でも、これぐらいなら大丈夫だから。」
私は煌くんの方は見ないでいった。
いつも通り笑える自信がなかったから…
大丈夫…大丈夫……いつも通り…笑えるから…