わぁ、すっごく気になる。やっぱり猫が好きだからかな?


漣「その猫は木に登って下りられなくなったバカ猫だと言ったんです」


あれ?思ってたのと違った。木に登って下りられなくなった……なんか覚えがある気が…


漣「若が助けたんですかって聞いたら『この俺が猫ごときを助けるわけがないだろ』と言われてしまいました。まぁ、そうだろうなとは思ってましたけど」


今ので確定した!日向くんは別に猫が特別好きなわけじゃないね!?『猫ごとき』って言わなく無い?!


漣「その後『俺が助けたのは、このバカ猫を助けたバカなやつだよ』って言ったんですよ」


それって………私のことだよね!?バカって言われてることにちょっと文句言いたいけど、やっぱり助けてくれたんじゃん!


漣「その【バカなやつ】については詳しく教えてくれなかったんですが…その後、いつもの若ならしないことをしたんです」


日向くんがしないこと?でも、今の話聞くと猫を助けることさえ日向くんがしない事だよね?


漣「なんとですよ?猫に説教し始めたんですよ」


璃夢「………………へっ?」


日向くんが、猫ちゃん相手に説教?


漣「若が説教ですよ?しかも、猫に」