璃夢「連絡先?あっ!オッケー!」


カバンの中からメモ帳とペンを出して電話番号を書いた


璃夢「はいっ!僕の家の番号!」


よかった、メモ帳とボールペンカバンに入れるようにしてて!スーパー行く道中で欲しいもの思い出したりするから、忘れないように書くために入れてたんだよね〜。

これはエコバックの方に入れなくてよかった!


時雨「えっ?スマホは?」


璃夢「スマホ?持ってないよ?」


雪・時雨「「はぁぁあああああああああ!?」」


おぅ、叫ぶ時もハモるとは。さすが双子


時雨「はぁっ!?高校生にもなってスマホ持ってない人なんていたの!?」


ビックリしすぎじゃない?


雪「ケータイも買えないほど貧乏なのか…」


あ、翼と似たようなこと言った。翼と日向くん、仲良くなれそうだよ!


時雨「電話なくて不便じゃないの?」


璃夢「うーん、不便じゃないね。必要としたことは1回ぐらいかな?」


この前、翼とゲームセンター行った時だけ


雪「………なんかお前が可哀想に思えてきた」


な、なんで!?あ、でもまぁ、日向くんは優しいってことだよね。


時雨「でも、スマホがあれば私といつでもどこでも連絡できるんだよ?」


雪「お前からいつでも連絡が来たら迷惑だろうな」


時雨「なんだって!!?」


璃夢「ま、まぁまぁケンカしないで」


雪「でもケータイはあった方が何かと楽だ」


日向くんも持ってるんだ。……ここまで驚かれると、同級生とかでスマホ持ってないの私だけな気がしてきたな…。


時雨「まっ、璃夢がイイならイイんだけどね。璃夢の家電の番号は貰っておくね」


そう言って私の電話番号の書いてある紙を財布に入れた