INFATUATOシンドローム




時雨「まーずーはー……コーコだーっ!」


そして時雨に連れられてやってきたお店。

こ、ここはっ……!なんだ?分からんぞ?


璃夢「ろ、ろあすて、りー、ぶっ、くす?」


【 Roastery*Bucks 】って書いてあるんだけど………英語なんて読めないよ?


時雨「え、待って知らないの!?ロスバだよ!ロスバ!ロースタリーバックス!」


あぁ!アレがみんな言ってたロスバ!

《☆ロースタリーバックスとは 焙煎する場所を英語でロースタリーということが名前の由来となっているCafeである☆》


雪「お前、ホント好きだよな」


時雨「だって美味しいんだもん!あっ、新作だって!」


へぇー美味しそうだな〜!……ん?

………うわっ!高っ!600円とか700円!?もうコレはお肉が買えちゃうね!?


時雨「璃夢は何にする?」


璃夢「僕は、ちょっと…」


時雨「あっ!もしかしてアレルギー?豆乳とかダメ系?」


璃夢「そ、そうじゃなくて!き、金銭問題?」


雪「あぁ、貧乏だったな」


なぜ私が貧乏だということを知っているのですか!?もしかして私、有名!?


時雨「だから奢るって言ってんじゃん!」


璃夢「さっきも言ったけど女の子には奢ってもらえないよ!」


私がなにかしてあげたわけでもないのに、奢ってもらうなんて出来ないから!


時雨「もーぅ!じゃあ私じゃなくて雪が払えばいいんだよね?」