女の子(?)「でもちゃんと恋愛は女の子とするよ?この格好だから出来ないんだけどね〜」


そっか、そのままの格好だと女の子同士の恋愛になっちゃうもんね。じゃあ私と同じ立場なんだ!ちょっと、親近感湧くなぁ〜!


雪「だったらその趣味をやめればいいだろ」


女の子(?)「えぇー?だって女装やめたら友達が私にくっついてくれなくなるじゃん?」


雪「下心見え見えかよ」


いつもより楽しそうに会話する日向くんってなんか新鮮!もうちょっといつもと違う日向くんを見てみたいかも…。


女の子(?)「って!雪のせいで自己紹介できてないじゃん!」


雪「なんで俺のせいになんだよ」


女の子(?)「雪が変なツッコミ入れるから」


雪「突っ込んだんじゃない。正論を言っただけだ」


女の子(?)「全く……私の名前は時雨(しぐれ)!時雨って呼んでね!」


璃夢「あっ、僕の名前は璃夢!璃夢って呼んで?」


時雨「へぇー璃夢って言うんだ!女の子みたいな名前だね!」


璃夢「あははっ、よく言われる」


やっと自己紹介を終えて、すっきりした。

これで心の中で女の子じゃなくて名前で呼べるね!


時雨「さてさて、自己紹介も終わったし璃夢も一緒に買い物ね!」


璃夢「えっ?」


買い物?私もうお買い物は終わってるんだけど…。ん?


時雨「さっき言ったこともう忘れたとか言わないよね?付き合ってって言ったでしょ?」


璃夢「あっ!」


付き合ってって買い物に付き合ってってことだったんだね?なるほど!