INFATUATOシンドローム

翼「それは大変だな…。じゃあ切られないように気をつけろよ?」


璃夢「へ?気をつけるの?」


だって髪なんて床屋さんか荘司さんに頼まないと切ることないでしょ?何に気をつければいいの?


翼「お前の髪って長いじゃん?それこそケンカ中に掴まれて、そこらへんにあるガラスの破片で切られてもおかしくないからな」


璃夢「えぇ!ガ、ガラスの破片って髪の毛切れるの?」


翼「驚くところそこかよ。切られる可能性があることに驚けよ」


いや、まぁそれもそうなんだけど!でも、翼の言う通り、ヤンキーって子達の生体はここ数日で分かったことがある。

それは手段を選ばないってことだね。だから殺す気は無くても、ガラスの破片でさえも凶器に変えちゃうことができるんだよね。


翼「もし髪が切られて、お前と一緒にいられなくなるのは嫌だからな。」


璃夢「翼っ…」


こんな風に一緒に居られないのは嫌だって言ってくれるなんて、友達って素敵だな!










『友達に嘘ついていいの?』

そんな言葉が頭をよぎった。


せっかく仲良くなれたけど、もし嘘がバレてしまったら、ううん、嘘がバレなくても、ずっと嘘をつき続けないといけないんだ…。

きっとこのひとつの嘘をつき続けるために、違う嘘を重ねていくことになるんだろうな…

そんなので本当の友達って言ってもいいのかな…だけど、ここで生活していくためには必要な嘘なんだもん…しょうがない…よね?