大和「へ、へぇ〜よく知ってるね」


璃夢「これはお母さんが昔教えてくれたんですよ!お母さん忙しいから病院に連れていってもらうのも申し訳なかったし、薬なんて買えるお金無いので…」


私が熱出したなんてことになったらお母さんテンパっちゃうから熱出たこと内緒にしてたんだけど。

友達の看病したいからどうしたらいいか教えて?って言って聞いたんだっけ。
まぁ、まず友達ができたのねって泣かれて罪悪感が残ったっていう…ね…?


大和「そんなに貧しかったのか…?」


璃夢「かなり貧しいですね。お母さんがある男と出会った時に有り金ほぼ持っていかれたらしいです」


大和・大翔「「はぁ!?なんだよそれ!初めて聞いたぞ!」」


璃夢「初めて言いましたからね。これは荘司さんも知らないですし」


大和「はぁ!?荘司も知らねぇの!?」


荘司さんに言ったらダメだってお母さん言ってたし…………はっ!なのに大和さんや大翔さんに話しちゃった!!

《マヌケである》


大和「ソイツ、いくら持っていったんだよ」


璃夢「……うーん………さぁ……?通帳モロモロ持っていかれたのでいくらかは分からないって言ってました」


大和「そいつクズだな。どんな特徴か聞いてこいよ。探し出して金取り返してやる」


大翔「お前の場合は取り返すだけじゃ済まないだろ」


元ヤンだもんね。あっ!だからお母さん、荘司さんにも内緒にしてたのかな!荘司さんも元ヤンだし!