ペラペラとよく言葉が出てくる先生の話を聞きながら、双子たちは笑いをこらえるのに必死なようだった。 「親は関係ないです。本当にバッカバカしいっ」 そう言って教室を出ようとする奈穂実。 ―― バンッ、バンッ、バンッ! 「松永 奈穂実っ! 学校から出ることは許されません。席におつきなさい」 先生は大声を出しながら持っていた出席簿で、側の机を何度も激しく叩いた。 そのヒステリックぶりというか、大人げない態度に奈穂実はもちろん、クラス中が驚き、そして呆れて硬直してしまった。