ほのかは渋々と奈穂実の席に行くと、昨日から置きっぱなしにしてあるカバンを持ってゴミ箱に突っ込んだ。 なんでそんな酷いことをさせるの? ほのかと奈穂実が可哀想になってくる。 けれどわたしが何かを言ったところでどうなるわけでもなくて、悔しい気持ちでいっぱいになった。 ちょうどそのとき、「おっはよー」と言いながら奈穂実が教室に入ってきた。 ほのかがカバンをゴミ箱に突っ込んでいるという異様な風景。 奈穂実は直感が働いたのか、すぐに自分の席に目をやってカバンがないことを確めた。