さっき夏樹の色気によってカチコチにされたやつとは思えないな。





でも、こいつなら任せられる。俺はそう確信できるような一言だった。










「で、なっちゃんを助けるためにはどうすればいいの?」











「あいつの傍にいるだけでいい。きっとお前らから夏樹は逃げるだろう。それでも、あいつと関わることをやめないで欲しい。」












「りょーかい。まぁ、俺は鬼ごっこや追いかけっこは好きな方なんで、あいつも夏樹も2人とも絶対に捕まえてやるよ。」












「プッ 海斗、鬼ごっことかって言う事子供すぎ。」










渚がお腹を抑えながら必死で笑いを堪えている。俺もそこを突っ込んでいいのか分かんなかったけど、いい雰囲気だったからスルーしたんだけどな・・・











「っつ うるせえー!! そんなん何だっていいんだよ!!」











「ハハッ お前ら面白いやつばっかだなー。てかキャラが濃いのか? 俺らんとこと比べて3人の色に負けるわ。 まぁ、じゃあ任せたからよろしくな〜」










俺はそういって屋上を立ち去る。