「はぁっ………はぁっ」


「いつもいつも突然すぎるよ。
三澤くん……」


連れて来られた場所は裏庭。
全速力で走ったのか、息切れしていた


「しゃあねーだろ。いっつも小梅泣いてんだもん。」


ごしっと三澤くんがあたしのアイライナーが落ちた目を擦る。


「汚いよ。」


手、汚れちゃう……


「うるさい。」


なによ。それ。
ほんとに三澤くんはいつも強引だ