Bloomを辞めるかで、相談に乗ってくれたのも大和くん。


…そして。

シャイニー・ネオに入社し、専属ヘアメイクに指名してくれたのも大和くん。


美容師になってから、ずっとあたしを見てきてくれた大和くん。


大和くんは、あたしのよき理解者だ。



「環奈、これからもよろしくな」

「うんっ。こちらこそ、よろしくね」


2人だけの個室で、鏡越しにあたしたちは微笑んだ。