「じゃあ、俺全国まで行くから応援してくれよな」






駿が笑顔でこっちを向いて言ってきた







思わずその笑顔に見とれてしまう






駿はウチの学校でもイケメンな方だからなおさら






「///」







ってか





『全国行くから』?





え?





「「「えーーっ!!!」」」






あまりの驚きで、一瞬ときが止まったように鳴ったが







樹と花と声が重なって驚く






「は?なんだよ…」






駿がだるそうに聞いてくるが






いやいやいや!!






「今!今、駿なんて言った?」







「『全国行くから———』」







「はぁ?お前がポジティブ発言かよ。」





「駿が、ネガティブ発言じゃないって…」






「珍しすぎる……」






「んな、大げさだろ。俺の言葉化にしすぎだ。」






花と樹と一緒に盛り上がっていた





今年でもう3年目になるが






今まで、駿のポジティブ発言なんて聞いたことが無かった






「駿どしたの?やっぱり、具合でも悪い?」






「失礼だわ。」






「本当に…」






「大丈夫だから!」







んー・・・






やっぱり心配だ






今日の駿どうかしたのかな?






いきなりポジティブになるなんて