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フルセットになり、ラストセット



10ー9



ラスト一本で勝つことが出来る




だけれども、取られてしまえばデュ−ス・・・





心臓が鳴り止まなかった






————パシィッ




————カンッ





綺麗に球がコートに入った!






「やったぁっ!!!!!!!」






思わず声を上げてしまう






「「ありがとうございました」」





駿!勝ったよ!





駿が信じてくれたから勝てた





本当に駿のおかげだね






駿に一番に報告したくてあたし体育館から待機場所に行く廊下のところで駿を待った










しばらくして、駿が向こう側から汗を拭きながら歩いてきた





「駿っ!!」





「え、咲良?お前、試合大分前に終わったんじゃ・・・」





「勝ったよ!勝てたよ!
 駿に一番に報告したくて待ってたんだー」





そう言って、ピースして駿にいった






「っ・・・////」





すると、みるみるうちに駿の顔が赤くなった





「———————だろーが・・・・」





駿が小声で何かを言ったけれども聞こえなかった






「え?駿、何か言った?」




「いや、なんでもない・・・///」





駿の顔、スゴく赤い・・・





熱でもあるのかな?試合で熱くなっちゃったとか?





「顔赤いけど、具合でも悪いの?大丈夫?」





駿の顔を覗き込むとやっぱり顔が赤い






「っ・・・ //// 大丈夫だからっ!
 大丈夫だからさ、早く樹と花にも報告しに行こうぜ」





———グイッ





いきなり、駿に手を引っ張られ樹と花のところへと連れて行かれる





「————————」





・・・?





また、なんか言った?




ま、いっか!