「りーのー腹減ったー」

「あ、もうそんな時間なんだ。何か作ろうか?」

「やった!えっとねぇ~……何作れる?」

「んー、ちょっと待ってて、見てくるー」




隣で寝転んでいる陽にそう言って、キッチンへと向かう。


冷蔵庫を開けて、材料を物色。



……うん、あるある。




「あーきー、材料あるから何でも作れそうー」

「マジでー。えーじゃあどうしよっかなー。んー、んー、オムライス!!」

「オムライス?……って言われると雷さんのオムライス食べたくなってきたぁ」

「そんな事言ったら俺も食べたくなってきたじゃんか。でも、俺、凛音のオムライスも好きなんだよなぁ」

「んもう、陽きゅんったら嬉しい事言ってくれちゃって!」



ソファーに寝転がったままの陽に駆け寄って行き、ドンッとお腹に覆い被さる。