「んで、みず！話したいことって何？」


「あー。さっきね。あんたの愛しの裕介が来たよって言おうとしたのよ。」


「まじ！？ゆうちゃん！？ゆうちゃん来たの！？」


「だ、だから、それを言おうとしたって言ってるじゃん……」


ゆうちゃんとは、学校1イケメンな宍戸裕介(ｼｼﾄﾞﾕｳｽｹ)！私の小さい頃からの幼なじみでもあるんだよ！

私はゆうちゃんのことが好きなんだ～……♥


「ほんっと美波って裕介のこと好きなのね。」


「まぁね！初恋相手ですから！！」


そう。私はゆうちゃんが初恋……

今もずっとゆうちゃんが好き……


「だったら告ればいいのに。」


「は、はぁ！？無理無理無理！！！ゼッッッッッタイ無理！！！！！」


「私ならすぐ告るけど。」


いやいやいやいや！

「みずとは違うんだよ！そんな勇気どこにもない～！」


「はぁ。でも、こっちが動かないと。裕介モテるんだから。」

「そんなのわかってるよ～……」


みずみたいにすぐ告れない～……


「ま。せいぜい頑張ることね。」

みずは授業をサボるため屋上に行ってしまった