末っ子

段差もなにもない、ただ真っ直ぐ続く廊下を歩いている

だけでも、頭痛は止まらなかった。

ようやく保健室に着き、重くうるさいドアを開けると

保健室の先生も私の顔をみるなり、

「顔が青いわね。」

と言った。

私は先生に促され、ベットに座った。

熱を測ったが、平熱もいいところで、35.5度と

普段よりも体温は低いくらいだった。