【完】僕達のレンアイ事情

うだうだと色々考えてたら二度寝なんか出来なくて
気づいたら7時とかになっていた。


紗奈からの返信はないし、LINEも既読にならない。
充電切れてるとか…?



「腹減った…」



悩んでても腹は減るみたいでお腹の虫は正直だった。



「だーれもいねぇし」



母さんももう仕事に行ったみたいでいなかった。



「コンビニ行くか…」



俺は誰もいない家で独り言をつぶやき、家を出る。



家を出て向かいにある紗奈の家のドアを見つめるも偶然なんてそうそう起こるわけもなく。
ため息をついて、家の鍵をしめる。



何度見ても変わらないLINEの状況。
一体なにをしてるんだろう。
俺をこんなにさせて。
俺、いつの間にかこんなにも紗奈が好きになったんだな。


やっぱり今までの子達とは全然違って。
まぁ、むかし一度好きだったってのもあるんだろうけど。
紗奈が一番になるまでに時間はかからなかった。


とりあえずいまは無性に紗奈に会いたい。