「だって嫌だもん」
「は?」
「竜二が好きだった子のところに行くなんて嫌だもん」
紗奈が俺に抱きつく。
「…紗奈」
「あたしいつの間にか竜二のことすごく好きになってる」
「…うん」
会っていく中でそれは感じ取ってた。
紗奈にすごい思われてるって紗奈から伝わってきてた。
「じゃあ、紗奈も行く?」
「え?」
「別に紗奈も一緒に行ってもいいぐらいやしなとは何も無いから」
たしかに俺はまだやしなが好きだけど。
本当にどうにかなろうなんて気は1ミリもない。
「一緒に行くとやしなちゃんに嫌な思いさせちゃいそうだからやめとく。でも帰ってきたら家に呼んで?」
「わかった」
俺と紗奈はそのまま歩き出す。
たしかにやしなに紗奈を会わせるのは酷か。
いろいろあったもんな、丈のことを好きだったときに。
「丈は千夏ちゃんとなにしてんだろ」
「さぁ、あたしも詳しくは聞いてないな」
「…そっか」
なんだか腑に落ちないまま公園に向かう。
「は?」
「竜二が好きだった子のところに行くなんて嫌だもん」
紗奈が俺に抱きつく。
「…紗奈」
「あたしいつの間にか竜二のことすごく好きになってる」
「…うん」
会っていく中でそれは感じ取ってた。
紗奈にすごい思われてるって紗奈から伝わってきてた。
「じゃあ、紗奈も行く?」
「え?」
「別に紗奈も一緒に行ってもいいぐらいやしなとは何も無いから」
たしかに俺はまだやしなが好きだけど。
本当にどうにかなろうなんて気は1ミリもない。
「一緒に行くとやしなちゃんに嫌な思いさせちゃいそうだからやめとく。でも帰ってきたら家に呼んで?」
「わかった」
俺と紗奈はそのまま歩き出す。
たしかにやしなに紗奈を会わせるのは酷か。
いろいろあったもんな、丈のことを好きだったときに。
「丈は千夏ちゃんとなにしてんだろ」
「さぁ、あたしも詳しくは聞いてないな」
「…そっか」
なんだか腑に落ちないまま公園に向かう。



