「はぁー。なにやってんだ。俺」
やしなが去ってから自己嫌悪に陥る。
完全にやしなに心持ってかれてるし。
紗奈のことはなんとなく言えなかったし。
紗奈のこと好きだって気持ちはあるのに。
でもやっぱりやしなより好きな子なんてできないんだと思い知らされる。
こんな想い続けたって無意味なのに。
でも、丈のことで不安になってるの見ると、やっぱり助けたいっておもってしまうんだ。
「竜二!」
家の近くに差し掛かった所で後ろからバタバタと走る音がきこえる。
「紗奈」
「偶然だね!あたしもいま帰ってきた」
「そっか。ただいま」
なんて紗奈を抱きしめてみる。
さっきまで頭にあった人物の映像は無理やり消した。
「あたしもただいま」
紗奈も俺の背中に手をまわす。
「家、くる?」
ここんとこ会えば紗奈を俺の家に連れてくるのが常になっていた。
体を合わせるのも当たり前になっていた。
やしなが去ってから自己嫌悪に陥る。
完全にやしなに心持ってかれてるし。
紗奈のことはなんとなく言えなかったし。
紗奈のこと好きだって気持ちはあるのに。
でもやっぱりやしなより好きな子なんてできないんだと思い知らされる。
こんな想い続けたって無意味なのに。
でも、丈のことで不安になってるの見ると、やっぱり助けたいっておもってしまうんだ。
「竜二!」
家の近くに差し掛かった所で後ろからバタバタと走る音がきこえる。
「紗奈」
「偶然だね!あたしもいま帰ってきた」
「そっか。ただいま」
なんて紗奈を抱きしめてみる。
さっきまで頭にあった人物の映像は無理やり消した。
「あたしもただいま」
紗奈も俺の背中に手をまわす。
「家、くる?」
ここんとこ会えば紗奈を俺の家に連れてくるのが常になっていた。
体を合わせるのも当たり前になっていた。



