…ような気がした 「ああー!やっと取れた!」 とりあえず目の前の頑張った人を拍手で讃える そんな俺をやめろばかりに紘平は睨んだ 「…じゃあ、教室戻るわ」 そういって俺は保健室から出ていった 「…意外と甘い匂い」 俺のカーディガンからは紘平の匂いがした 「…なにしてんだ、俺は」 その後、紘平が俺が寝ていたベッドで爆睡していたことを俺は知らない