急な事に、ちび太は目を真ん丸くし驚いている。



殴ろうと思った。

謝ろうと思った。



でも、私はどちらも出来ずに。



ただただ、生きていた事に安心し泣き崩れた──



「えっ、えっ!?ゴ、ゴリさん!?」



「どんだけ、心配かけるんだよっ!!ふざけんじゃねぇよ!!死んだかと、ぅっつ
思ったじゃねぇかよぉぉ」



「し、死んだ!?!?俺、死んだの??!」



「うるせぇぇよ!!」



もう自分でも訳が分からない。

どうしてこんなに、コイツの事で泣いてんのかも。