考えれば、考える程気が気でなくなる。



「はぁ…はぁ…」



スマホの画面は一向に繋がらないちび太の連絡先。



…相当怒らせた?

…それとも、もう死んでる??



繋がらない電話は余計に不安が募る。



どうか後者ではありませんように。

顔を上げ、再び走り出そうとした時──



「ゴリさん??」



ちび太の声が聞こえた。

私の姿に驚いて、ヤツは慌てて駆け寄ってくる。



「何してる「何してたんだよ」」



ちび太の言葉を遮り、私はちび太の胸ぐらを掴んでいた。