「あんたと居たら、腹立ってくる!!私先帰る」
自分からちび太に話し掛けておいて、自分の捻くれ具合に勝手にイライラして。
「えっ、あ…うん」
私の態度にオロオロするアイツの横を不機嫌顔で通り過ぎた。
今この場を離れても、結局数分後には同じ部屋に居ることになる。
なんでアイツが少し眩しく見えるんだよ。
やり場のない気持ちを抱えながらも、寮へと帰宅。
寮の部屋に入った所で、視界には私とちび太の私物が混合して置いてある。
一応仕切りを急遽作ったけど…それでも、この部屋にはアイツの存在がチラつく。
メニュー