「海里くん!これとこれ、どう?」

そんな声が聞こえてきた。

“海里”という単語に反応した私はまさかとは思いながらも声がした方を見る

「いいんじゃない?」

そう言ったのは紛れもなく海里で…。

目の前が真っ暗になった。

なんで?

なんで、海里はここにいるの?

その女の人は誰…?

私の心の中にドス黒いなにかが生まれる