カランカラン


扉が開く音が聞こえた


足音が段々こちらへと近づいてくる


私達が座ってる席は扉に背を向けている席だから誰が来てとわからない


香菜がここの席にしようって座ってしまった為ここになったんだけど


おそらくこっちに近づく足音は亮くんのものだろう


亮「香菜…!」


香菜「……亮…」


亮「…ひ、久しぶりだな」


香菜「…うん」


海里「美里…?」


「え…?」


海里の…声?


な、なんで?


困惑する私と海里に


香菜「…取り敢えず全員座ろっか」


一人冷静な香菜に香菜が仕組んだんだと確信する