美里side


「ちょっと早すぎたんじゃない?」


ここはたまに来る近所のファミレス


待ち合わせは1時半だったのに今は1時ぐらいだ


香菜「だ、だって…緊張しちゃって…。(それに…)」


この時私は香菜が何か隠して企んでいる事なんて知らなかった


「そっか。ねぇ香菜、私反対側の席使った方が話しやすくない?」


香菜「え、や、やだ」


少し挙動不審な香菜


香菜「隣じゃダメ…?」


ウルウルした瞳にダメなど言えるわけもなく…


「ダメじゃないよ」


私がそう言うとパーッと明るくなった香菜


香菜「やった!」