「教室戻るぞ。どう考えてもうるさくしたのはこっちだからな。悪かったな、和白」
大誠は素直に謝り、そのまま図書室から出ていく。
その後に、女子達も決まり悪そうについていく。
彼らが出ていった後、図書室は再び心地の良い静寂に包まれた。
退室しろ、的なことは言ったけど。あそこまで素直に従ってくれるとは思わなかった。
それに、あの女子達だけだったら絶対収拾がつかなかっただろう。
武藤君がさり気なく、場を収めてくれたんじゃ?
彼の違う一面を見た気がして、雪の中での評価が少し上がった。
と言っても、-50から-45になったくらいだ。
依然、面倒くさそうな人物であり、関わりたくないランキング1位は不動といってもいい。
