ついに今日はトモが東京に帰る日だ。
あたしはパパとお兄ちゃんと一緒に空港まで見送りに来た。
「トモお仕事頑張ってね。応援してるから。」
『おう!テレビで観ててな。』
「たまには電話とかメールして?」
『有柚がウザいって思う位するよ。』
「そんなに?」
『当たり前だろ!
ってゆうか俺の方が有柚居ないと寂しくてやばい…。』
「何か…トモ可愛い。」
『可愛い?』
「可愛いなって。寂しいなんて言ってくれて嬉しいよ。」
『寂しいって言われて嬉しいの?』
「嬉しいよ〜!」
『何で?』
「だってあたしも寂しいから。同じ気持ちでしょ?」
『確かにな!有柚に寂しいって言われて俺も嬉しい。』
「ほんと?」
『ほんと!』
『おい。そこのバカップル。』
いきなりパパが話し出した。
「あの〜…バカップルってまさか俺と有柚のことですか?」
『まさかも何もお前ら以外いねぇだろ。』
「いやいや…。」
『お前ら俺の目の前でイチャつくなよ。』
「「すいません…。」」
『それとモモ!!お前もし浮気したら…分かってるよな?』
「浮気なんてしませんよ!」
『どうかなあ?周りは美人な女優ばっかだしな。』
「有柚より可愛い人なんていません!
有柚だけが好きなんです!」
『わかったから愛を叫ぶな!』
「トモ…あたしも大好きだよ!」
『有柚もやめろ!』