水でも飲んで頭を冷やしたくて、リビングへと続く階段をゆっくりと降る。 その間も、空元気なモモの声が頭を離れない。 どうしたら、いい。 モモ。 お前は、何を、抱えている…? *** ______ なんだよ、それ…っ。 そんなの、ありかよ…! 動揺を隠しきらなくて、混乱する頭に酸素を回すように、深呼吸を繰り返すと、俺はあるところに電話を掛けた。 洸side fin.